2014年2月17日月曜日

東北スタッフ便り (その24) : セルフ・ビルド支援 7

【東北スタッフ便り 2014.02.17】

こんにちは。大船渡ハビタット事務所の徳地です。この土曜日は所用のため東京に戻ってました。東北というと、”寒い、雪が降る”と連想しがちですが、大船渡は岩手の中でも”湘南”と呼ばれるほどの気候。そんな大船渡に慣れている徳地でしたので、東京の大雪にびっくりしました。未だ足元が凍っているところもあると思うので、みなさん外出の際は注意してください。さてさて、本題!セルフ・ビルド支援の進捗をお伝えします。

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【WEEK15】0203-0209:断熱材をひたすら切って入れて切って入れて、それでもまだ切って入れるの巻

今週はひたすら断熱材を入れる作業でした。この度、ダウ化工株式会社さまから断熱材のご寄付をいただきました!5日の朝に断熱材が建築現場に搬入されました。そして、その日の午後、春休みを利用してボランティアにきてくれた文教大学5名と明治学院大学の2名が到着。計7名のお力を借り、断熱材を貼りつける工事に着手しました。

ご寄付でいただいた断熱材は充填断熱材(柱と柱の間に断熱材を入れる方式)で、スタイロフォームと呼ばれるものです。柱と間柱の間をメジャーで正確に測り、スタイロフォームを切る。そして、柱と柱の間に隙間なく埋める形を作りあげます。あ、今簡単そうって思ったでしょ?そう思ったでしょ?


実は、徳地も最初はなめてかかってました 笑。その通りに切るだけじゃんって。ところがどっこい。これが結構難しい。まずは、ボランティアの方でも扱える切断機材と言えば手鋸。断熱材は柔らかいからすぐ切れるんだけど、あまり早く切ると曲がったりするし、あまりゆっくり切ると切れるより材料が丸まってしまい、玉になってきれなくなったり、玉のまま全部取れたりする。最初のむずかしさはやってみないとできないんだな 笑

また、柱と柱の間と言っても、斜めに入ってる筋交いとかもあります。それに、外壁のベニヤを止めるための下地材とかあるし、金具とかあるし、それらもすべてちゃんとその反対を造らなきゃいけない。しかも簡単だからってそれを全部小っちゃいパーツに分けると、その切ったところを断熱欠損といって、断熱効果は減ってしまったりするの。

簡単なようで結構技術がいる細かい作業なのでした。

今回手伝いに来てくれた7人は、多くがなんと4日間も滞在!2日目からは、スタッフもびっくりな仕上がりになってて、安心して4日間お任せしました。終わる頃にはこの工程に関してはみなさんプロ並み、工事現場のバイトが出来るね 笑!4日間ありがとう!!また来てね!!

◆セルフ・ビルド支援 バックナンバー


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