2014年3月12日水曜日

東北スタッフ便り (その27): 大船渡で迎えた3月11日

【東北スタッフ便り 2014.03.12】

昨日は3月11日でした。みなさまはどのように過ごされましたか?

徳地がいる大船渡市では、14時46分にサイレンがなり、黙とうをささげました。その短い時間の中で、各々があれからの3年に対して思いを巡らせます。

昨日徳地は、セルフ・ビルドの施主である佐藤さん(仮名)と佐藤さんの菩提寺で行われる慰霊祭に参加させて頂きました。佐藤さんは津波でおばさまを亡くし、その供養のためでもあります。広いお堂の中でお経を読む音が何重にも重なり合う中で、微かな音を出しながら近くのストーブの炎が揺らめき、徳地は両手を合わせました。手を合わせると、自然と涙が出ました。私はここにいる人達の誰もを震災前には知らなかったし、亡くなった人、未だ行方不明の人、その誰一人として知りませんでした。ただ、こんな寒い日にはあの日をやっぱり思い出してしまうと、佐藤さんがお寺に入る前にぼそっと言ったことが私の頭の中をぐるぐるしていて、形容できない悲しみに似たやるせなさが私の胸をいっぱいにしました。

3月11日ということで、これに合わせたメディア取材も大船渡では増え、ソーシャルメディアもこの日のこと一色に染まりました。なんとなくそれが寂しかったりもしています。3月11日は節目ではあるけれど、本当はそれ自体が大事というわけではないはず。あれから3年、この日はたぶん、普段も忘れてはいけないよ、と自分にリマインドする日、そんな日になってほしいなと思いました。

写真は夕方越喜来で行われた慰霊祭。小学校跡地に向かう道を灯篭で照らし、その先でかかり火を炊きました。鎮魂をし、遠くを見つめる。ハビタットも関わっているまちづくり委員会が企画しました。


0 件のコメント:

コメントを投稿